OVER REQUIEMZ(オバレク)のカイゼ・オズマ(CV:阿座上洋平)の感想(ネタバレあり&なし)を書いていきたいと思います(⌒∇⌒)
オバレク カイゼ 総評(ネタバレなし)
カイゼ・オズマ(CV:阿座上洋平) プロフィール
・年齢:20歳
・身長:182cm
・第二王子
・罪:実父である国王を殺害した
オズの国の第二王子であるカイゼ。家族である父母と兄はすでに死亡。
オズの国では黒目黒髪の人はほぼいない。そして黒目黒髪は「悪魔憑き」と呼ばれ忌み嫌われている。
そのため、カイゼは王子であるもののみんなから疎まれて生きてきた。
かなり不遇な境遇で可哀想すぎるけど、カイゼはそんな中でも優しい王子に成長していました。えらい。
ただの優しい男でなく、うろたえると高圧的な態度で急に中2病みたいなセリフを連発するオモシレー男ですwww
オバレク カイゼ 感想(ネタバレなし)
パッケージに採用されている、メインヒーロー的立ち位置のカイゼです!
ヒロインと同じ黒目黒髪なので、「悪魔憑き」として差別される苦しい状態を一番共感しあえるのがカイゼだなと思います。
本当は気が弱くて優しいのに、高圧的セリフの語彙力がすごいですwwこのふり幅がすごく面白く、辛い道中もほっこりします(⌒∇⌒)
基本的に恋愛どころではない環境ですが、真相ルートより闇堕ちルートの方が糖度高かった…と言うか恋愛描写があったかなと感じました。

オバレク カイゼ 感想(ネタバレあり)
!!ここから先はネタバレあります!未プレイの方はご注意ください!!
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廃墟へ旅することになった死刑囚メンバーたち。基本的にみんなヒロインに優しかったけど、カイゼにはなぜか高圧的な態度を取られまくり…
あ、この人とは関わらない方がいいやつ…?
な第一印象でしたww
でもふとした時に優しかったりして、本当は悪い人じゃないかも…?となり、さらには
カイゼはただただヒロインと話すとてんぱっちゃって、ついつい日頃演技してる高圧的セリフを言ってしまっていただけパターンでしたwww
言った瞬間から後悔してるやつねーwww
この演技もね、普通に優しくしたり微笑んだりしたらまわりの人たちをすごく怯えさせてしまうから、逆に高慢な態度を取っていた方が怯えさせずにすむっていうなんとも悲しい結論からくる長年の演技でした( ;∀;)
舐められないように、とかじゃないのよ。まわりの人たちを思ってのあの態度なのよ…。
長年やってるから演技もすっかり上手くなってレパートリーもたくさんなのは笑いますがw
カイゼ、本当に優しい人です(⌒∇⌒)
ヒロインもカイゼも黒目黒髪なので、この2人が一緒にいると本当に理不尽な扱いを受けるのが見ててとてもしんどいです…。旅仲間以外、味方一切いないの辛い。。
カイゼが実の父である王を殺したのは、王はすでに悪魔に身体を乗っ取られており、どうしようもなくなって殺したというのが理由でした。
復讐するために、その悪魔を探すのがカイゼの目的です。
で、その悪魔は…病で亡くなったはずの兄・アクレイでした( ゚Д゚)
アクレイはアクレイで、自分はカイゼに裏切られて殺されたってずっと勘違いしてて、その復讐心で悪魔になっちゃったってやつでした。
仲の良い兄弟だったのに…まわりの策略によるすれ違いでこんなことになるなんて2人とも可哀想すぎ( ;∀;)
ところでカイゼになりすましてアクレイを殺した男は…誰だったんだろう?このルートではそこは分からないままでした。殺せとまでは言われてないのに勝手に殺したらしいので、なんだかヤバいヤツの予感ですがはて…??
誤解だと言ったところでじゃあ和解って段階にはない、戻れぬとこまできてしまった状態だったので、カイゼとアクレイはお互いを倒すべく対峙します( ;∀;)
心臓を突かれて死んだと思ったカイゼだったけど…なぜか傷は修復して羽根まで生えて、カイゼは悪魔と同じ風貌になります( ゚Д゚)
真相ルートでは
アクレイの憎しみの感情に異界への扉が開きかけるけれど、アクレイが立ち去ったことでいったん閉じます。
異界の扉から出てくる赤い雪に触れると、生き物が異形の化物になってしまう事実も発覚しました。
カイゼは自分が化け物だったことに絶望し、仲間を守るためにも自ら捕まることを選びます。
当然ヒロインは諦めない!カイゼを助けに行って、諦めないでと説得し、カイゼも少し立ち直ります。
この時牢屋から出るためにカイゼが悪魔っぽい迫真の演技をして、牢番の衛兵は怖がって逃げてくんだけど、
ヒロイン「名演技だったよ」
カイゼ「ああ、自分でも今まで1番うまくやれた気がする」
って会話に笑いましたwwwこんな時だけどついほっこりしちゃうww
その後、カイゼ出生の秘密が明らかに。
カイゼの母はカイゼがお腹にいるころに廃墟に行ってしまい、それが原因でカイゼは異形の生き物になる赤い雪を吸ってしまっていました。
そのせいで黒目黒髪で生まれたカイゼ。そしてそんなカイゼを受け入れられなくて自害してしまった母…。。辛い。
カイゼたちは城でアクレイとの決戦に備えます。ヒロインは今後もオズの国で生きる決心をし、カイゼにそれを伝えると喜ばれます。
そしてカイゼは「好きなんだ」とヒロインに告白ー!!返事は焦らないって言われるけど、嬉しい気持ちになるヒロイン。
そんな気持ちは一瞬にして吹き飛んだ。
という衝撃テロップで人が切り刻まれている描写が(;^ω^)残酷う!!
アクレイが現れて、ヒロインを攫います。でも会話してると…アクレイはカイゼを煽るためにヒロインを攫ったようで…優しいカイゼがアクレイを倒せるように( ;∀;)
アクレイ…お兄ちゃん…本当は弟思いのイイ人なんだよねきっと。こんな風にすれ違ってしまったのが悲しすぎる。
真相B:(Beloved you)
カイゼはアクレイを倒すも、異界への扉は開いてしまった。
カイゼは最後にヒロインにキスをして、扉を塞ぐために自分を犠牲にして異界に入り、異界の中から扉を閉じます。
閉じたことで平和になっていったオズの国だけど、悪魔カイゼが全ての原因だと世間では思われていてるエンド。
…あまりに報われない!!生まれてからずっと報われないまま、悪魔扱いのままのカイゼでした( ;∀;)
こんな仕打ちがあっていいのか…トラウマルートです。絶対嫌だこんな結末!!!
真相O:(Over requiems)
アクレイを倒すが、カイゼも瀕死状態に。
そこに魂務散する前のアクレイの意識が協力してくれて、カイゼを生かします。
最後の最後にアクレイとカイゼの気持ちが通じ合えて本当に良かった…
アクレイ、どうか安らかに( ;∀;)
ヒロインはオズの国に留まり、カイゼと人生を共にする決意をします。
アクレイという悪魔の存在により、カイゼの無実も世間に知られます。
カイゼは王となり、ヒロインは妃に…めでたしめでたし。な文句なしハッピーエンドでした❤
迷うことなくこちらが正規エンドですね!!タイトルもゲーム名そのまま!!
闇堕ちルートでは
カイゼはアクレイに身体を乗っ取られてしまいますΣ( ̄ロ ̄lll)
そしてカイゼの魂はなんとヒロインの身体へ。1つの身体にヒロインとカイゼの2つの魂が同居している状態に。
身体には負担がかかることらしく、ずっとこの状態ではいられないので、なるべく早く逃げたアクレイを捕まえたい仲間たち。
身体が眠りに入ってると、2人は夢の中で会えて、気持ちを分かち合います。共存しているからか、お互いの感情が何も言わなくてもそのまま伝わってしまう状態になっています。
善良な2人だから、気持ち筒抜けでもやましいことはなく、優しく温かい状態に…このほっこり描写…え?これって闇堕ちルートなんだよね??本当に?ってなります。
その後アクレイと対峙して、カイゼはアクレイを倒して自分の身体を取り戻します。「もっと早く滅ぼせば良かった…」と不穏なことを言い出すカイゼ。
おお、アクレイを倒したキッカケで闇堕ちしましたカイゼ…。。
魂が同居していた時に、カイゼはヒロインの身体で人に暴行を加えたりしたので(正当防衛だけど)、ヒロインは捕まります。ただ、牢屋ではなく、カイゼ預かりという名目で別棟で軟禁状態。
優しいカイゼだけど、ヒロインが故郷に帰る気だと分かると急に不穏な雰囲気に…。
ヒロインが故郷に帰りたがるのは悪魔憑き扱いする民がいるせいだと判断したカイゼは、ヒロインに永遠にオズの国にいてもらうために邪魔者たちを排除しはじめます。
ヒロインのことを悪く言う使用人たちも粛清され、何も知らないヒロインは穏やかな日々で、このままカイゼと共にいても良いかと思う時もありましたが、どうしてもカイゼの不穏な感じが気になり。。
身体を共有していた時は何も言わなくても相手のことが全て分かっていたので、身体が離れてからお互いの気持ちが分からなくてどんどん掛け違えて気持ちが離れていく描写が秀逸でした。
身体を共有したエピソードがめっちゃ効いてくるんですよね。わあーーってなりました(語彙力失)
さらに、ヒロインはカイゼが地下牢に閉じ込めた人々を魂に干渉して拷問していることを知ります。
怖すぎる。悪魔みたいな能力ある人が本当に悪魔の所業してる。
拷問を楽しんじゃってるカイゼはもう完全に悪魔状態です。
ヒロインはヤバいって思って逃げるけど、当然カイゼから逃れることは出来ず…
闇堕ちR:(Ruled love)
ヒロインがカイゼを怖がって思い通りにならないので、ついにカイゼはヒロインの魂に干渉して傀儡にします。
ヒロインだけでなく、城の人大体傀儡状態で、カイゼは王様に。
一応意識はあるもののぼんやりした感じのヒロイン。カイゼはこれでヒロインは自分のもの、と満足した風だったけれど、やっぱり心のどこかに虚しさがある感じのエンドです。
傀儡にしたって、ヒロインの心が手に入るわけじゃないからね…。ずっと一緒にいるけど、ずっと満たされない、みたいな一生になっちゃう( ;∀;)
なんというか…お手本のようなヤンデレエンドでした(;^ω^)
闇堕ちN:(No exit)
ヒロインの説得でカイゼは改心し、元の優しいカイゼに戻った。
捕えた人々も解放し、ヒロインの元の世界に帰る方法を探すのも協力するカイゼ。
元の世界に帰れそうになるも、改心したカイゼを見て、ヒロインはやっぱりカイゼの側にいることを選びます。
これで幸せ一件落着、かと思いきや、これは全てカイゼがヒロインに見せていた夢でした。
その事実にヒロインが気付くも、すでに手遅れエンドΣ( ̄ロ ̄lll)
このラストがさ…カイゼの「…見たな?」ってセリフで終わるの超怖い!!
典型的なホラーのラストパターンじゃん!?ひゅってなりましたΣ(゚д゚lll)
このあとヒロインどうなっちゃうのー!?!?
こんな乙女ゲームあるんかーーい!!(嫌いじゃない)
エンドの文字を繋ぐとBORNです。
BORNと言えば「産まれる」という意味が1番浮かびますが、他にも「生まれながらの、生まれつきの」「天性の、根っからの」という意味があり、カイゼに対しては「生まれながらの」って意味がしっくりきました。胎児の時の因果でこんな境遇になっていますからね…。
いやー真相Bは許せないけど、どのエンドも楽しめました!
とにかく優しくて不器用だけど結構想いもストレートに伝えてくれるカイゼも良かったし、
闇堕ちでの徹底したヤンデレも良かったです。
魂に干渉できちゃうしほぼ不死身だし空飛べるし、チートすぎるよねカイゼ!
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