even if TEMPEST 連なるときの暁 (テンペスト魔女 FD)のSide Stories(マヤ、エヴェリーナ、コンラッド、イシュ)の感想(ネタバレあり&なし)を書いていきたいと思います(⌒∇⌒)
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目次
テン魔女 FD マヤ 総評(ネタバレなし)
Side Storiesはマヤのみ制限がかかっておらず、最初から攻略可能です。
「大切なあなた」というタイトル。あなたはもちろん…アナスタシアですよね(笑)
マヤのアナスタシア強火担当っぷりがブレずにほっこりしました(⌒∇⌒)
テン魔女 FD マヤ 感想(ネタバレあり)
出だしが何やら少し不穏をチラつかせてきてドキドキしました(;^ω^)
アナスタシアが誰ともまだくっついていない状態の後日談のようです。
そんな状態を見ているマヤは
「お嬢様に好意を抱いていただいた時点で相手の男は即座に動くべきでは?何をやっているの」とすでにお怒り(笑)こういうマヤ節、好きすぎる(笑)
恋人候補(笑)の4人の男たちとアナスタシアの絆を見て、良いことだと思いつつも寂しさも感じるマヤ。自分は守られてて、一緒に戦えないのが引っかかっているようです。
男たちのことを気にしつつも、しっかり牽制して蹴散らすのはさすがマヤ(笑)
クライオスとティレルの酒場でのアナスタシアを巡っての掛け合い最高に面白かったし、そこにマヤが「人のことダシにしてお嬢様に付け込むんじゃねえぞ」って急に口悪く一蹴するのも最高(≧∇≦)
アナスタシアが何か隠しているとマヤが感づいているので、アナスタシアは思い切って死に戻りのことを打ち明けようとします。けれどマヤはアナスタシアに愛されていることを改めて実感し、もうそれで十分、と聞くのをやめました(⌒∇⌒)
隠し事があっても、隠されていると気づいていても、それでも揺るがない信頼関係がある2人がとても素敵でした(⌒∇⌒)
テン魔女 FD エヴェリーナ 総評(ネタバレなし)
クライオス攻略後に解放されるストーリーです。個人的に、無印プレイした後、彼女についてはハッキリしない部分が多いなーともやもやしていたので、今回掘り下げてくれてとても嬉しかったです(⌒∇⌒)
けど…これですっきりしたかと言うと難しくて、読み取り切れない部分もありますが(;^ω^)
「蝶と骸のアレゴリー」…もう、タイトルからして難しい(笑)
エヴェリーナ、複雑な女です。
テン魔女 FD エヴェリーナ 感想(ネタバレあり)
アナスタシアの母、レティシアの目線でエヴェリーナとの馴れ初め?が語られます。学生時代にレティシアとエヴェリーナは出会い、エヴェリーナは学校でも絶対的女王だったけど、レティシアの斜め上すぎるアプローチがきっかけで2人は仲良くなっていきます。
いや本当に斜め上すぎて、レティシアもエヴェリーナに負けず劣らずだいぶ普通じゃない女性だったみたいです(;^ω^)
卒業後、エヴェリーナは政略結婚で他国へ。それでもたびたび遠路はるばるレティシアに会いにきてくれます。
レティシアは、エヴェリーナの気持ちに何となく気づきながらも、気付かないフリを続けます…。これは…百合的なやつですね( ゚Д゚)
体の弱かったレティシアは嫁いで間もなく寿命が尽きるけれど、女神(クロム)に「子供を産んで欲しい、その代わり寿命を延ばす」と言われ承諾します。
レティシアは奇跡的に生き返り、妊娠し、エヴェリーナにだけその秘密を打ち明けました。レティシアはエヴェリーナにもう一度会いたいがために女神との取引に応じたけれど、エヴェリーナは激怒し音信不通に。
レティシアの死後、エヴェリーナは離婚し出戻り、「欲しいものがある」とレティシアの夫と再婚します。そしてレティシアの骸骨に口づけするのでした…( ゚Д゚)
…エヴェリーナの想いが激しすぎて(;^ω^)愛憎がすごい。他の人間に対してはあんなに淡々としているのに、レティシアに対してだけ気性が激しすぎてすごかったです。
ちょっと読解難しかったけど、レティシアが「美しいものが好き」だから、エヴェリーナは自分の傷を見せようとせず美しい部分だけ見せるようにしていたし、レティシアに見せるために国宝の美しいバラも盗んだりする感じだったんだよね?
で、赤い髪が「美しい」女性に頼まれてその女が転生する子供を産むことが許せなかったんだよね?「美しければなんでもいいのね…」って辛そうだったし。
女がレティシアを孕ませることが可能ならば、その相手は自分のはずって怒るの凄かった…。相手が男ならまだ納得も出来るけど、他の女がってのは許せない…というのはなんかわかる。
エヴェリーナにとって、レティシアが産む子供が
・金髪→自分がレティシアを孕ませた。幸せ。
・レティシアの夫の髪色→嫌だけどギリ受け入れられる。
・赤髪→レティシアを孕ませた女の生まれ変わり。許せん。
という感じなのでしょうか…。
無印の時から、エヴェリーナにとってアナスタシアの母がすごく大切な存在だったんだろうなというのは伝わっていたのですが、「なら、その子供をなぜそこまで憎む?産んだせいで亡くなったと思っても、それでも命がけで産んだ忘れ形見的な存在をそこまで憎む?」って不思議だったのですが、今回のストーリーを読んでだいぶ理由が分かった気がします。
エヴェリーナは本当に孤高すぎて、もう今後救われないだろうし、本人も救い求めていないし、来世でレティシアとまた巡り合うのを待つばかり、な感じですね(>_<)
テン魔女 FD コンラッド 総評(ネタバレなし)
ティレル攻略時に特定の選択肢を選ぶと解放されるストーリーです。
こいつはマジでダメ。もう、同じ人間だと思っちゃダメだと思う。この世界の最大の厄災。王族はルーシェン以外まともな人いないけど、特にこいつはあかん存在。現実にもしいたら絶対関わっちゃいけない男です。。。そもそもまともな会話が成り立たない。なのに魅力も感じてしまうのなんで( ;∀;)
テン魔女 FD コンラッド 感想(ネタバレあり)
無印のティレルバッドエンドの後日談になります。アナスタシアは自害することも出来ないように舌を抜かれていて、コンラッドに監禁されている状態。喉も潰され声も出ません。
ティレルもクライオスもマヤも殺し、次々とアナスタシアに絶望を与えるコンラッド。そこで「ネタが尽きた。想像力がなくてすまない」と訳の分からない謝罪をしてくる始末。
コンラッドは、自分に大切なものがないから、これ以上どうやったら相手に絶望を与えられるのか想像がつかない、と持論を展開。
思いつく限りの絶望を与えてもアナスタシアから希望の光が消えない、だからアナスタシアを死に戻りさせるために刺し、「俺に愛を教えてきてくれ。そうしたらもっと効果的な踏みにじり方もわかるはず」と言い出すコンラッド。いや無理だろ。愛、教えられないよ…無理。
ここまでしたら、アナスタシアはもう自分への復讐を忘れて幸せになることなんて不可能なはず、と「一生心に棲みつく」宣言Σ( ̄ロ ̄lll)
本当によくこんなキャラ思いつくなという位、最後まで徹底的に厄災でした。。同情の余地も一切ない。怖いとかそんな簡単な感想ではすまない存在です。
もうさー、こいつは●すしかないのでは…生きてちゃダメだよ。ね。存在キレイに消そう!ルーンの力かなんかでみんなの記憶からも消そう!いなかったことにしようそうしよう(⌒∇⌒)
…そんなコンラッドですが、魅力があるのも確かで。こんな厄災だけど魅力を感じてしまうのも恐ろしいですね。秀逸なキャラでした。
テン魔女 FD イシュ 総評(ネタバレなし)
The Fellowship攻略後解放されるストーリーです。強制的に最後に攻略することになります。
最後にふさわしい、とても心奪われるストーリーでした✨✨
テン魔女 FD イシュ 感想(ネタバレあり)
イシュがルーシェンの元にふらりとやってきて、クロムがいた頃の話を語り聞かせることになりました。ルーシェンの(クソ)父が記録を燃やしてしまったからルーシェンが代わりに記録するって…。ほんと、あの王族でルーシェンだけなんでこんなイイ子に育ったんだ( ;∀;)
でもまさかのここで無印のタイトルを回収してくるとは思わなくて鳥肌立ちました!
「宵闇にかく語りき魔女」
宵闇に、イシュはルーシェンに昔話を聞かせます…
イシュの子供時代の立ち絵カワイイです❤いや、子供時代と言ってもすでに7,80歳位らしいのですが(;^ω^)
って言うかさ、人間の争いは今も昔も現実も結局たいして内容変わらないんだけど…クロムが!思っていたよりアレでした(;^ω^)純粋で悪気は全く持ち合わせてないんだけど…何て言うか…賢さが足りなすぎなくせに力だけめっちゃあるから、ものすごく厄介💦
やっぱり、力ある上に立つ存在は賢くないとダメだな…と改めて思いました( ゚д゚)その純粋さが人々の生活を狂わせちゃうよ。。。
クロムは体の一部を切り取って魔女たちを作ることが出来て、みんなそれぞれ役割があります。
けどイシュだけは、クロムとヘビが結婚して生まれた子供です。結婚して、と言えばキレイな感じに聞こえるけど、実際はクロムがヘビを自分の身体に吸収したんですが。その吸収がうまくいかなくて、うっかりイシュが産まれちゃったらしい。ひょえーすぎる生い立ち。。
ヘビの時と同じノリで、告白してきたルキウスと1つになろうと吸収しようとするクロム怖すぎる。人間とそれなりに長く一緒にやってきてるのに、感覚が全然成長していないのなんで。
イシュ…大好きだった人間のルキウスに、大好きなクロムを追い込まれて、それはもう複雑な愛憎です。クロムの自業自得感は半端ないですが。悪気なかった、で済まされる問題ではない。ルキウスは、イシュのことはずっと大事な友達だと思っている感じでしたけどね。その子孫、ルーシェンに語り聞かせるイシュの心境もまた切ない( ;∀;)
いやー、このクロム時代の設定、ものすごく細かく練られていました。当初から練られていたけど無印には収められなかった詳細な内容をここで放出した感じがします(←勝手な想像です。)
語り終わったイシュは、アナスタシアの元へ寄り道します。アナスタシアは寝てて、その姿を見たイシュは
「嫌がらせのキスなら出来るかも」って近寄り…ひゃー!このスチルすごく好き!!何もうこの展開(≧∇≦)
結局、アナスタシアが寝言で「したら殺す」とか言うので未遂に終わります(笑)
イシュは寝ぼけたアナスタシアと少し会話しますけど、アナスタシアはきっと起きたら忘れてます。
このイシュのね…アナスタシアへのなんとも言えない思いが( ;∀;)単純に「実は好き」とかじゃないんだよなー。…本人も説明出来ない気持ちだよね。魔女たちの心は人間ほど複雑に出来ていないイメージでしたが、イシュの心はもう人間以上に繊細そのものです。
そんなイシュがとても好きです(⌒∇⌒)このサイドストーリーで更にイシュ推し増えちゃいますね❤
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